重いけどいいの?お嬢サマ



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どうせ数日行けばまた土日の休みが来るということで、怠け気味の私たちは寮に戻るのを先延ばしにした。

先延ばしにしたことで、奏矢からの提案もあり、自分たちのことを伝えておこうという話になった。

でも、お父さんたちに伝えるのはちょっとばかし怖くて、先に佐藤へと二人で報告をしに行くことに。


佐藤の部屋に行けば、奏矢が単刀直入に


『俺、お嬢と付き合ってます』


なんて言うから私の緊張や考えてきた言葉が一瞬で吹っ飛んでいった。
恐る恐る佐藤の顔を見れば、佐藤はニッコリと微笑み、


『さようですかっ。ならば奏矢、お嬢様を大事に大事になさい。でないと許しませんよ』


なんて、予想外のリアクションに私たちは戸惑った。主に私が。
てっきり、立場を考えろと注意されるものだと思っていたから。


『私は、お嬢様の好きな方と、そしてお嬢様を心から思ってくれる方に、お嬢様を任せたいと思っておりましたので。うちの奏矢なら、大丈夫でしょう』


かわいらしいウィンク付きで、佐藤は笑ってくれた。

奏矢も、佐藤に相談してる時から反対はされずむしろ応援されていたから、普通に報告出来たって。


それにそっと耳打ちで、


──『自分の主と執事の恋愛なんて御法度ですからね』

──『苦しい。自分の立場が分かっているから、どう抑えたらいいのか、好きの気持ちを持ちながらどう接していけばいいのか……と。自分の中で留めておくのが限界になって、私に相談したのでしょう』


下手したら解雇と言われるのを承知で。と、佐藤は話してくれた。

どれだけ悩んでくれたのか、今なら理解出来る。