──休み明け恒例の集会を終え、寒いのにいつものテラス席に座った私たち。
テーブルに置かれたティーセットは、ガラス越しから見える執事達が用意してくれたもの。
中で話せばよいのでは?と言う四人共通の疑問に、私たちは"いいの!"と言って、誰も周りにはいないけれどひそひそと話すことに。
「んふっ、ふふふ」
「慧……ちょっと怖いわ。その笑い方。鏡見てみる?」
「いやぁ、だって……なんか朗報?っぽいからさ。ニヤニヤもするさ」
「だとしても顔には出さないよう頑張ってよ……怪しまれる」
チラリと中を見れば、こちらを気にする執事の面々。その中で、奏矢は堂々としていた。
……奏矢ってば、私が話す内容分かってる。あれは絶対分かってる。
でも一応、奏矢には前もって慧には伝えておきたいと言って承諾は得ているから問題はない。
「……で?美形兄とは?どこまで?聞かせろっわくわく」
「落ち着いてよ……あー、その、あれよ」
「あれじゃわからん」
「だから……つー、つ、付き合うことになっ──」
あんぐり。
慧は驚きのキャパを超えたのか、私を見て口を開いたまま瞬きもしなくなった。
「慧?」
手を翳せば、ゆっくりと瞬きをする。
「……マジか」
あんぐりと開けたままの口で、そのまま視線は中の方へと向いた。
春夏冬さんはこちらに手を振って秋葉さんに怒られ、矢絃は……寝てる?
奏矢は、きっと気づいてるけどあえてこちらを見ていない。



