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告白されて、奏矢との関係が変わった夜から、私は頭の九割ほどが奏矢のことになり、奏矢は完全に風邪が治ると年末年始に向けての執事業務で大忙し。
だから、あの夜から会話は普通にするも、恋人らしいことはしていない。
お互いにすぐに周りに悟られないようにしようということになり、よそよそしい態度もしないよう心がけていた。
……というより、私は自分から何かしにいくことは出来ない。絶対。
それに、朝起きる度に起こしにきた奏矢を見て、一日のスタートの鐘を鳴らすように心臓が跳ね上がるから落ちつかない。
ちなみに、クリスマスプレゼントは、後からちゃんともらえた。
矢絃にも来ていなかったらしく、プレゼントがあった時のはしゃぎぶりはすごかった。
それぞれ、祈ったものとは別物だったけれどやっぱりプレゼントはテンションが上がるものだ。
「……にしても、今年も終わるのね」
慧には奏矢とのことは、電話でなく直接伝えたい。だから、年末年始のやりとりは挨拶で終わりそう。
──慧は、春夏冬さんとどうなってるのかしら。



