「残りの日数だけでもいい子にしとこ。ちなみにオジョーは欲しいものなに?」
「私?そうだなぁ……」
欲しいもの、というよりこの気持ちをどうにかして欲しいって願いのほうが大きいけれど。
それは物、ではないし。
「そうね……じゃあ、コスメとか?」
と、言ってみたものの……
「え?」
「は?」
かなやいのシンクロする顔に、苦笑い。
「え、なんで?オジョー普段からあんま興味ないジャンルなのに?いつも化粧うっすいしなんで?」
「ナチュラルもいいとこってくらいなのにな。……なんか理由でもあんのかよ」
えー……と不満そうな顔を向けられてしまう。
どうしてそんな顔するのかしら。
確かに、普段から薄いけど。
「二人して……そんな言う?ただ知識として、三年生も見えてきたし、少しずつ大人に近付くにつれパーティーとか出かけるときなんかは、ある程度のメイクは礼儀になるからって思ったの」
「へぇ……んじゃもっと可愛くなるとこ見れるってこと?楽しみ。オジョーはいい子にしてたの?」
いい子、と言われると全くそんな気がしない。
お坊ちゃんやじーちゃんにいろんな言葉遣いをしたから……。



