「……奏矢にはなんて言うのよ」
「え?オジョーと寝るからーって。奏矢もしたいなら同じことをお礼としてお願いすればいいし」
そう言われたらまぁそうだけどってなる。
でも……二人で寝るって話をしたら
"はぁ?"って言う奏矢の顔が浮かぶのよね。
「やたらお菓子とか持ってこないならいいわ」
「よっしゃ。奏矢にはオレが言うから。それと……寝るのは今日じゃなくて金曜の夜でよろ」
「金曜日?どうして?」
「その方が次の日休みで起きる時間自由だし、長く二人でいれるし、くっつけるから……奏矢には起こさないでって言わないと」
んじゃ、と矢絃は伝えて満足したのか、鼻歌まじりに帰った。
なんでわざわざ言いに来たのか……いつでも言えるタイミングはあるだろうに。
「はぁ、二度寝は無理そうね」
覚醒したのもあるし、今寝たら起きたくなくなるから。
今日は起こされる前にカーテンあけて準備万端にしとこうかな。
少しゴロゴロとしながら、しだいに明るくなるのを待って、ゆとりのある朝を迎えた。



