アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

「葉子」
「はい!」

亮が真剣な目で私を見た。もっと怒られるのかと思い、私はびくびくしてしまったのだけど、

「こんなに早く、こんな状況で言うつもりはなかったんだけど、俺達、結婚しよう?」
「…………へ?」

なんか今、亮が”結婚しよう”って言ったように聞こえたけど、まさかだよね。聞き違いに決まってる。”結構しよう”って言ったのかな。でも、どういう意味? アレをいっぱいするって事?

たぶん、そうだ。そうに違いない。

「返事は?」

アレはたぶん、私も好きだから、
「うん、いいよ」

と答えたら、亮は「ありがとう、嬉しいよ」と言って、私を強く抱き締めた。
亮って、そんなにアレが好きなのかなあ。

「早い内に、ご両親から許可を頂かないとな?」
「親の許可? ないないない。そんなの要らないよ。恥ずかし過ぎる」

「そうなのか? まあ、許可は要らないかもだが、報告ぐらいはしないとダメだろ?
結婚しますって」

「け、結婚!?」