さっきとは、全然違うわ……
亮の唇が、温かくて、柔らかくて、甘い気がする。
これが本当のキスなのね、と思っていたら、ヌメっとした何かが私の唇をこじ開け、侵入して来た。
亮が言った”何か”は、亮の舌だったんだ。”予習”には無かったけど、キスって、舌も使うものなの?
正直、気持ち悪いと思ったけど、噛んでも、抵抗してもダメだと言われたから、その侵入を私は許した。
私の口の中で、まるで生き物のように亮の舌は動き、私の舌を探しあてると、絡み付いて来た。
その傍若無人な舌に、私も舌で応戦した。すると淫らな水音がし、気持ち良くて、離れたくなくて、腕を回して亮の頭を抱え込んだ。
「はぁー」
長いキスが終わると、ため息が出てしまった。
「どうだった? 本当のキスは」
亮が、私の頭を撫でながら聞いてきた。
「気持ち良かった」
私がそう答えると、亮は「だろ?」と言い、着ていたTシャツを脱ぎ、私は目を見開いた。
逞しいわ……
亮って、細くて筋肉なんか全く無い人だと勝手に思い込んでいたけど、それとは真逆と言ってもいいほど、胸筋も腹筋もしっかりついていた。
「柔道って、筋肉がつくものなのね?」
「いや、この筋肉は水泳でついたと思う」
「水泳もやってたんだ? すっごーい」
「葉子はバレーだろ? 筋肉見せて」
…………ひゃっ!
亮の唇が、温かくて、柔らかくて、甘い気がする。
これが本当のキスなのね、と思っていたら、ヌメっとした何かが私の唇をこじ開け、侵入して来た。
亮が言った”何か”は、亮の舌だったんだ。”予習”には無かったけど、キスって、舌も使うものなの?
正直、気持ち悪いと思ったけど、噛んでも、抵抗してもダメだと言われたから、その侵入を私は許した。
私の口の中で、まるで生き物のように亮の舌は動き、私の舌を探しあてると、絡み付いて来た。
その傍若無人な舌に、私も舌で応戦した。すると淫らな水音がし、気持ち良くて、離れたくなくて、腕を回して亮の頭を抱え込んだ。
「はぁー」
長いキスが終わると、ため息が出てしまった。
「どうだった? 本当のキスは」
亮が、私の頭を撫でながら聞いてきた。
「気持ち良かった」
私がそう答えると、亮は「だろ?」と言い、着ていたTシャツを脱ぎ、私は目を見開いた。
逞しいわ……
亮って、細くて筋肉なんか全く無い人だと勝手に思い込んでいたけど、それとは真逆と言ってもいいほど、胸筋も腹筋もしっかりついていた。
「柔道って、筋肉がつくものなのね?」
「いや、この筋肉は水泳でついたと思う」
「水泳もやってたんだ? すっごーい」
「葉子はバレーだろ? 筋肉見せて」
…………ひゃっ!



