「幽霊? そんなわけないだろ? ほら、ちゃんと脚あるし」
「いやん」
吉田君が膝で私の変な所を擦るから、変な声が出ちゃった。
「確かにそうね。でも、あなたは学校の屋上から転落して、死んじゃったんじゃないの?
私、ニュースで見たんだから……」
「ああ、確かに落ちたな。屋上で友達とふざけてて、足を滑らせて落ちたけど、死ぬどころか骨折もしないで無傷だったんだ。たまたま車の屋根に落ちて、それがクッションになったらしい。ニュースになったとしたら、珍しかったからじゃないかな」
「そうなんだあ。でも良かった、生きててくれて」
私の人生最悪のトラウマが解消されたわけで、それがとても嬉しかった。
「さっきは省略したけど、再会した葉子は昔のイメージと変わってなくて、むしろ綺麗になってて、俺は増々好きになった」
「嬉しい」
私は再び吉田君に抱き着いた。
「おしゃべりはこの辺にして、そろそろ、いいかな?」
「うん、いいよ」
ああ、ついに、その時が来たのね。大好きな人とで、良かった。
私は仰向けにされ、吉田君の綺麗すぎる顔が、ゆっくりと私の顔に近付いて来た、のだけど……
「いやん」
吉田君が膝で私の変な所を擦るから、変な声が出ちゃった。
「確かにそうね。でも、あなたは学校の屋上から転落して、死んじゃったんじゃないの?
私、ニュースで見たんだから……」
「ああ、確かに落ちたな。屋上で友達とふざけてて、足を滑らせて落ちたけど、死ぬどころか骨折もしないで無傷だったんだ。たまたま車の屋根に落ちて、それがクッションになったらしい。ニュースになったとしたら、珍しかったからじゃないかな」
「そうなんだあ。でも良かった、生きててくれて」
私の人生最悪のトラウマが解消されたわけで、それがとても嬉しかった。
「さっきは省略したけど、再会した葉子は昔のイメージと変わってなくて、むしろ綺麗になってて、俺は増々好きになった」
「嬉しい」
私は再び吉田君に抱き着いた。
「おしゃべりはこの辺にして、そろそろ、いいかな?」
「うん、いいよ」
ああ、ついに、その時が来たのね。大好きな人とで、良かった。
私は仰向けにされ、吉田君の綺麗すぎる顔が、ゆっくりと私の顔に近付いて来た、のだけど……



