アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

「うん、ごめんなさい」

吉田君から離れたら、彼ははにかみ、頬を赤らめていた。可愛いと思ったけど、それを言ったら怒るんだろうな。”子ども扱いするな”って。

「そんな風に見つめられたら、話しずらいよ」

「じゃあ、これでいい?」

私は吉田君の胸に顔をうずめた。これなら互いに顔が見えないから。

「お、おお。
俺は、大学を出たら、つまり大人になったら、葉子先生に会いたいと思ってた。大人になった自分を見てもらって、出来れば葉子先生の恋人になりたいと思ったんだ。

でも、葉子先生がどこにいるか分からないから、興信所に調査を依頼したんだ。そしたら、割と簡単に葉子先生の居場所が分かった。それだけではく、出身大学から家族構成、勤務先、恋人の有無まで調べてくれた。俺は……」

え?

「ちょっと待って!」