アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

「お待たせ……」

吉田君が戻って来た。
白のスウェットに白のTシャツに白いスポーツタオル。つまり白ずくめ。さっきまでは黒ずくめだから、吉田君って白と黒が好きなんだと思う。

「お湯張りがてら、シャワー浴びちゃいました」

と言い、吉田君は白いタオルで頭をゴシゴシしていた。
顔はいくぶん上気していて、白ずくめと相あまって爽やかマックスって感じ。そして、とってもセクシー。比べちゃ悪いけど、誠とは大違いだ。

「風呂場を案内しますね」
「う、うん」

よかった。と言うのは、お風呂場ってどこだろうって心配してたから。

「ここです」

右へ行って、左へ行って、右側がバスルームだった。しっかり憶えた、と思う。

「ちなみに、そっちがトイレです。俺はあっちのトイレを使うよにするので安心してくだい」

ああ、トイレは2つあるわけね。

「風呂の使い方なんですが……」

と言って吉田君が扉を開けたのだけど、広いお風呂場で驚いちゃった。家の2倍ぐらいあるかも。

あ。
女性用のシャンプー、コンディショナー、ボディソープがある。それと、ピンクのボディタオルと歯ブラシまで。

これって……