アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

「じゃ、乾杯!」
「お疲れさま」

自分達の席に戻り、思い思いのお料理をトレーに取ると、私達はシャンパンで乾杯した。
そして、目の前に並んだ美味しそうなお料理の数々を見て、ようやく私に空腹感が戻ってきた。

吉田君は、7つも年下で会社の部下。
超が付くほどのイケメンで、裕子ちゃんという超絶可愛い彼女がいる。
おまけに有名な財閥の御曹子で、私とは住む世界が180度違う。

完璧だわ。完璧に私なんかが入り込む余地は無いわ。
今夜は開き直って、いっぱい食べて、いっぱい飲んじゃうんだから!

お料理も、たぶん高級なワインも、美味しいには美味しいのだけど、早く帰りたいなと思ってしまった。