アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

トラブルの内容は、売上ベースの金額と、経理用の自動仕訳の金額が合わない事。たった3円なんだけどね。

お堅い経理部は、3円といえども金額の差異を許してはくれない。特に今月は決算月の処理だから、如何なるトラブルも許されない。

正確には、今回程度のトラブルなら、修正伝票の投入で対応してもらえるのだけど、事後に始末書を提出しなければいけない。それは面倒だし悔しいし、部長は間違いなく怒る。だから頑張ったってわけ。

ブラインドの隙間から見える、窓の外が白み始めた頃、ようやく差異の原因が判明した。

計算上の消費税の金額に差異があったのだけど、その原因の元は商品マスターの登録ミスだった。