アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

その後は少し談笑し、両親は亮に夕ご飯を勧めたけど、亮は疲れたからという事で帰る事になった。
亮を見送るために家を出ると、外はすっかり暗くなっていた。

亮は車をバックさせて通りに出て、私は車の窓越しに『お休みなさい』とか言うつもりで車に近付いたのだけど、なぜか亮は車から降り、私に向かって歩いて来た。

「どうしたの?」
「ん? やり残しがあってさ」
「それって、きゃっ」

”何?”と言おうとしたら、いきなり亮にギュッと抱き締められた。

「やり残しはこれだよ。あと、これも……」

「ご近所さんに、ん……」

”見られちゃうから”と言おうとしたのに、その口を亮の口で塞がれてしまった。
私は背伸びをして亮の首に腕を回し、亮との甘くて、長いキスに没頭していった。

「はあ……」
「やめられなくなるから、帰るな?」
「うん」

「明日は休ませてやるけど、明後日から特訓な?」
「それは私の台詞でしょ? 私が上司なんだから」

「そっちの話じゃなくて、あっちの話さ」
「あっちって?」
「こっち」

亮にお尻を、ムズッと摘ままれてしまった。

「いやん、エッチ!」
「俺の脚を抓ったお返し」
「もう……」

「じゃ、また明後日」

亮は車に乗り込み、今度こそ本当に帰って行った。

遠ざかる亮の車のテールランプを見つめながら、私は思った。
明後日まで待てるのかな、と。


※本編はこれで終わりますが、後日談を追加する予定です。
よろしければ、引き続きお願いします。

秋風月