アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

「両親に葉子さんの事は話してあります。
俺には初恋の女性がいて、8年間ずっとその女性を忘れる事が出来ず、逢いたいが居場所が解らない。そこで興信所に調査を依頼し、ようやく彼女の居場所が解った。ある会社でOLをしていて、独身という事も解った。

俺はその女性に会いに行き、もし相手が同意してくれれば、結婚するつもりだ。
以上の事を俺は両親に打ち明けました。その女性はもちろん葉子さんなのですが、両親はあっさり了承してくれました。両親とも、家柄などには拘らない人ですし。

という事なので、全く問題ありません」

あら、私にした説明って、かなり端折ってたのね。でも、亮の本気度が解った気がして、嬉しい……

パチパチパチ

誠がゆっくり拍手をした。そして、

「完璧じゃないか。俺の負けだよ。姉貴、幸せになれよ?」

なんて、涙ぐんで言うものだから、私まで涙が出てしまった。ただ、”負け”の意味は理解不能だったけども。

亮が、父と母に向かい、

「お義父さん、お義母さん。今後は俺に敬語を使わないでほしいんですが、いいですか?」

と笑顔で言った。すると、

「はい、いや、おお」

と、父はぎこちない笑顔で答え、

「わかったわ。私、元々敬語は苦手だし」

と母は言い、うふふと笑った。