アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

「となると、結婚は無理よね?」

と、いきなりの母の発言に、父も「そうだな」と相槌を打ち、でも誠は「そうでもないだろ?」と言った。

「なぜですか?」

ムッとして亮が母に言った。いや、父にかな。

「あなた様と葉子では、住む世界が違い過ぎます。葉子が苦労するだけです」

答えたのは母だったけど、父も大きく頷いた。

「確かに俺達には環境の違いがあります。慣れるまで、葉子は相当苦労すると思います。実は俺は養子なので、その事は身をもって体験済です。ですが、俺は全力で葉子をサポートします。どんな事があろうと、俺は全力で葉子を守ります。その覚悟は出来ています」

きっぱりと言い切った亮が頼もしくて、愛おしくて、思わず抱き着きたくなった。我慢したけども。

「葉子にその覚悟はあるの?」

「うん。亮がいてくれさえすれば、どんな事でも頑張れると思う」

母は私と亮を交互に見て、

「そう? それなら私は、何も言う事はないわ」

と言った。これで一件落着、と思ったのだけど……

「ご両親が許してはくれまい」

と、父が暗い声で言った。
その事について、実は私には半信半疑なところがあり、探るように亮を見ると、彼は小さく、でもしっかりと頷いた。