過つは彼の性、許すは我の心 壱


 部屋に備え付けていた時計は、夕方を示していて、窓の外の風景も茜色に染まりつつあった。


「綴様。一旦話は」

「はい」


 四葉さんが立ち上がり、私も慌てて立ち上がる。


「これからご滞在中にも時間がありますので、またの機会に」

「今日はありがとうございました!」


 お互い深々とお辞儀をして、四葉さんの後に続いて部屋を退室する。

 最後の話は大分有耶無耶でよく理解できていなかった。


ーーーあの時までは。