部屋に備え付けていた時計は、夕方を示していて、窓の外の風景も茜色に染まりつつあった。 「綴様。一旦話は」 「はい」 四葉さんが立ち上がり、私も慌てて立ち上がる。 「これからご滞在中にも時間がありますので、またの機会に」 「今日はありがとうございました!」 お互い深々とお辞儀をして、四葉さんの後に続いて部屋を退室する。 最後の話は大分有耶無耶でよく理解できていなかった。 ーーーあの時までは。