光高が声を掛けた。

「いいえ、まだ起きてます」

つぐみはドキドキして寝付けない。

「練習するか」

(えっ、練習?なんの?)

「あのう、何の練習するんですか」

すると光高が上半身起き上がって、つぐみを抱き寄せた。

顔が急接近して、あっという間に唇が重なった。

光高はつぐみの唇を啄んだ。

身体が熱くなって、息が出来ない。

光高の唇はつぐみの首筋に移動した。

「社長、あのう」

「黙って俺に感じろ」

すると光高の手がつぐみの胸に触れた。

(嘘、どうしよう)

「ああ、あ〜ん」