「動きが、遅いんだよ!」


 一方、地上部隊。


 歩兵集団は、その数で攻めているかもしれないが、それでも由良の相手ではなかった。


 防護服を着ているみたいで、相変わらず銃の効きは悪いが、それでも使い道はある。


 目くらまし、注意をそらす。用途は様々だ。


 由良は、両手両足、様々な身体の部位を使い敵を撃破していく。


 暗殺者由良・・・。


「12時間の特殊任務を終えたばかりだというのに、凄いですね・・・。」


「あまり、張り切られても私たちの出番がさ・・・。」


「うるさい!俺たちもあとに続くぞ。」


 後ろの赤、黒、黄の三色トリオから、そんな言葉が聞こえる。


 そして次の瞬間。


「「「トリプルシュート!」」」


 三本のレーザービームが飛んだかと思うと、一瞬にしてドリル星人がなぎ払われた。


 さすがは・・・正義の味方・・・その力半端ない・・・。