「むぅちゃん、メンバーの中でいちばん尊敬してるのは誰ですか?」
司会の芸人さんが営業スマイルで私にそう聞いてくる。だから私も営業スマイルで返す。
「れーちゃんです」
「あっ、やだ!! むぅちゃん好き!!」
彼女が両手で口をおおって大げさに喜ぶ。台本、台本。
「れーちゃんはダンススキル高いでしょ? いろいろ知ってるし、勉強家だし」
(いろんな意味でな)
「知ってます? みなさん。うちのグループで胸ヒット打てるのれーちゃんだけなんですよー?」
「知ってるー!!」と言う元気な返事が返ってくる。できるメンバーは私含め複数いるけどやらないだけ。彼女がうるさいから。
「むぅちゃん優しい。ねぇ、みなさん、むぅちゃん優しいですよねー!?」
「ねー!!」
(怖いのは、これが演技じゃないこと)
そういうふうに擦り込まれている。何度も何度も私を持ち上げる練習をさせられ、抵抗して文句を言ってあがいてもがき続けた結果、
それが自分の本心だと思い込まされた。
「れーちゃんがいちばんだ!!」
司会の芸人さんが営業スマイルで私にそう聞いてくる。だから私も営業スマイルで返す。
「れーちゃんです」
「あっ、やだ!! むぅちゃん好き!!」
彼女が両手で口をおおって大げさに喜ぶ。台本、台本。
「れーちゃんはダンススキル高いでしょ? いろいろ知ってるし、勉強家だし」
(いろんな意味でな)
「知ってます? みなさん。うちのグループで胸ヒット打てるのれーちゃんだけなんですよー?」
「知ってるー!!」と言う元気な返事が返ってくる。できるメンバーは私含め複数いるけどやらないだけ。彼女がうるさいから。
「むぅちゃん優しい。ねぇ、みなさん、むぅちゃん優しいですよねー!?」
「ねー!!」
(怖いのは、これが演技じゃないこと)
そういうふうに擦り込まれている。何度も何度も私を持ち上げる練習をさせられ、抵抗して文句を言ってあがいてもがき続けた結果、
それが自分の本心だと思い込まされた。
「れーちゃんがいちばんだ!!」



