私たちは別れた。いや、るいに一方的に別れを告げられた。
おかしいと思った。るいは私を愛していたのに、「依存されるのが嫌」と言っていた。
私は依存なんかしていない。胸を張ってそう言える。
ただ、るいを大切に思っていただけ。お互いを愛し合っていただけ。
電話が終わった後は意味が分からなくて、るいに酷いLINEを送ってしまった。反省したけれど、既読はつかなかった。多分、ブロックしたんだと思う。
るいには反省して欲しかった。どうして私を捨てたの?私を捨てたからこんなことになっちゃったんだよ?と、問い詰めたかった。
私の絶望を味わって欲しかった。
あいつを殺せば、るいは絶望して、私の元へやってくるはず。
あいつを家に招いた。まずは、色目を使っているかの最終確認。
「好きだよ」
あいつ――、心は私の目を見てハッキリと、そう言った。
元カノなんだから気遣えよ、私まだ未練タラタラなの分かってるでしょ?
心の中で苛立っても、それは相手には届かない。
やっぱり、殺さなきゃ。こんな邪魔な奴、生きてたらるいが可哀想。
きっとるいは、心に洗脳されてるんだ。やっぱり、何か変な告げ口でもされて、私と別れたんだ。
可哀想なるい。大丈夫、もうそろそろ君を狂わせている奴は死ぬからね。
そしたら、いっぱい私を褒めてね。「私があいつを殺したんだよ!」って、言いに行かないと。
目の前にあるクッキー。それに液体を加えて、あいつの方へ持っていく。
「芽流、お菓子作り上手なんだね!凄い!」
別に、嫌いな奴から褒められても何も嬉しくない。むしろ不快だ。気持ちが悪い。
クッキーに毒を入れたことは、きっと無味無臭だから気付いていないんだろうな。転売サイトで買った高額の毒。普段ねだったりしない私からのお金の要求だったから、お父さんはお金を出してくれた。
おかしいと思った。るいは私を愛していたのに、「依存されるのが嫌」と言っていた。
私は依存なんかしていない。胸を張ってそう言える。
ただ、るいを大切に思っていただけ。お互いを愛し合っていただけ。
電話が終わった後は意味が分からなくて、るいに酷いLINEを送ってしまった。反省したけれど、既読はつかなかった。多分、ブロックしたんだと思う。
るいには反省して欲しかった。どうして私を捨てたの?私を捨てたからこんなことになっちゃったんだよ?と、問い詰めたかった。
私の絶望を味わって欲しかった。
あいつを殺せば、るいは絶望して、私の元へやってくるはず。
あいつを家に招いた。まずは、色目を使っているかの最終確認。
「好きだよ」
あいつ――、心は私の目を見てハッキリと、そう言った。
元カノなんだから気遣えよ、私まだ未練タラタラなの分かってるでしょ?
心の中で苛立っても、それは相手には届かない。
やっぱり、殺さなきゃ。こんな邪魔な奴、生きてたらるいが可哀想。
きっとるいは、心に洗脳されてるんだ。やっぱり、何か変な告げ口でもされて、私と別れたんだ。
可哀想なるい。大丈夫、もうそろそろ君を狂わせている奴は死ぬからね。
そしたら、いっぱい私を褒めてね。「私があいつを殺したんだよ!」って、言いに行かないと。
目の前にあるクッキー。それに液体を加えて、あいつの方へ持っていく。
「芽流、お菓子作り上手なんだね!凄い!」
別に、嫌いな奴から褒められても何も嬉しくない。むしろ不快だ。気持ちが悪い。
クッキーに毒を入れたことは、きっと無味無臭だから気付いていないんだろうな。転売サイトで買った高額の毒。普段ねだったりしない私からのお金の要求だったから、お父さんはお金を出してくれた。



