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ヴァネッサが目を開けると、そこにはふわふわのホワイトゴールドの髪とクリッとした目が見えた。
ピンク色の瞳が宝石のように美しくて見惚れてしまう。
人形のように可愛らしい少女が目の前にいる。
キラキラと光る瞳がヴァネッサの眠たげな顔を映し出していた。
「…………天使?」
ヴァネッサがそう言うと、少女は驚いたように目を見開いている。
そのままボーッとしながら互いに見つめ合っていること数秒。
ヴァネッサが咳込んでしまうと、少女は心配そうに眉を寄せていた。
「ねぇ、大丈夫?」
ヴァネッサの頬をピタリと這う小さな手。
火照った肌がひんやりと冷たくて気持ちいい。
ヴァネッサの肌が赤くなっているのを気にしてくれているのだろうか。
「大丈夫よ。ありがとう」
「……なら、いいわ」
小さな少女がツンとした表情で照れているのを見ていると、なんだか微笑ましい。
ヴァネッサは寝ぼけた状態で少女に問いかける。
「何をしているの?」
「あなたが……に、相応しいか見に来てあげたのよ」
「……相応しい?」



