今夜0時、輝く桜の木の下で

帰宅する頃には、両親はもういつも通りに戻っていた。

大学側とは、今後さらに対策を徹底することを約束したらしい。

夜も遅かった。

お腹も空かず、私はそのまま自分の部屋で横になる。

天井を見上げたまま腕を伸ばし、カーテンの裾を揺らした。

夜はいくら隙間があっても平気なのに。

今夜は、いつもより部屋が暗い。

どうやら空は曇っているらしい。

私の脳は必死に、今日のことから逃げようとしていたのだろう。

目を閉じる。

そのまま、浅い眠りに落ちていった。