「とりあえず歌を覚えろ。少しくらい知ってるのはあるだろ」 リビングのテーブルに、海音寺響のCDがズラッと並べられる。 海音寺響はソファーに座って私と谷川を眺めていた。 並べられたCDのうち、私の持っているシングルとアルバムは約15枚中、アルバム1枚とシングル4枚だった。 結構メジャーな曲なので、振付もなんとなく分かる。 なんだかんだ言って、海音寺響のファンだった時期もあったのだ。 あ、安心して。 今は流基一筋!だから。 ……って何の安心だよ!!!