腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。


***


お父さんから、書斎への呼び出しだ。緊急事態かもしれない。


...書斎は苦手だ。苦手な本の香りが充満している。



「失礼します。」



「...来たか。」



ソファーにはお客さんが一人、分厚い紙を持っている。

......少しカッコいいかも...。30代くらいかな、?


なんて呑気に考えていたら、父に声をかけられる。



「座りなさい。」


なんか今日機嫌悪そう...。

そんなことを思いながら、座ろうとした。