腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。



本当にずるい。

さっきまでどん底にあった気持ちが這い上がってるくる。



「そ、そういえば、ちゃんと帰れましたか?」



私のバカ!そんなこと言ったら、また月雪さんの話を聞くことに...。



『あぁ、...涼風を呼んで帰ったよ』

「えっ?」

『本当は歩いて帰りたかったけど、涼風にバレたら、面倒くさいからね。」



な、なんか胸につっかえてたものが取れた気が...。



「す、涼風さんかなり過保護ですよね!それに優しいですし...。」

『...あいつ、30だよ。』

「え、嘘!?見えない...。」

『それに恋愛経験だってほぼゼロ。』



...え?急にどうしたんだろう...。


『家事は...人並みだけど、運動神経は壊滅的だし、何なら___』