腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。




「珍しいわね、貴方が女子に名前を呼ばせるなんて」

「そんなんじゃない」


「というか離せ、絢永。」

「何よ、婚約者じゃない。」


「仮のな」

「絢永、学校では俺との接触は最低限にしてくれ。」

「なんでよ、さっきの子のせい?じゃあ、私が「月雪絢永。」



「口を慎め。」

「お前は、俺の婚約者でも、何者でもない。もう俺たちに関わるな。」



「...ねぇ、車は?」

「いらない。涼風に頼む。」

「...そう。」