腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。



...



あ、あれ...?

ゆっくり目をあけると、涼風さんがなにか小さいものをハンカチ包んでいる。

...糸くず...?


それを取ってくれたとわかると顔が茹でタコのように赤くなる。私って、なんて勘違いを...!!


説明をしようとする涼風さん。



「失礼、少々糸くずがついていまして「ねえ、〝これ〟俺のなんだけど。」


「と、東条さん!?」



東条さんが、何か大切なものを守るように、__私に腕をまわす。

って、それより...!東条さん、タイミング...!



「涼風さん!こ、これには深い訳が...」



言い訳しようとする私となぜか冷静な東条さん。

そこで私は気付いた。

今の状態は...後ろから抱きついているようにしか見えない...!!


し、心臓が爆発しそう...!!