腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。




「東条さん...!いい加減、何も言わずに引っ張るの___」



彼を見ると、言葉がでてこなくなる。

エプロンをしている彼は、いつもと違う雰囲気で悔しいほどカッコいい。



「何、見惚れた?」

「なっ...」



図星を突かれたことに驚く。

は、話を変えよう...。



「な、なんで私をここに連れてきたんですか!?」



彼の口角が軽く上がる。

これは、また面倒くさいやつだ...。


彼は私と居るときにだけ見せる笑顔がある。それは大体面倒事がある時で...