腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。



「あ、そこに虫が...!」


...虫?さっきの女(謝らなかった奴)を指差して言っているのか?

嘘かと思って、振り返ると、本当に小さな虫が肩に止まっていた。



「えっ!?きゃああああっ!!」



女子生徒の甲高い声が聞こえる。

はぁ...。

ため息をつきたくなると、誰かが俺の腕を引っ張って...



「東条さんこっちです!!」

「えっ、ちょっ、はなしっ...!」



なんなんだ、こいつは。