腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。




「分かる?毎日知らない人に着いてこられてすっごく気持ち悪いわけ。」

「きもちわるっ...!?」



どうせ、こいつも同じだと思って、女子にはキツイ言葉を吐き捨てた。

なのに、こいつは泣くどころが何かについて焦っているようだった。


どうせ、演技だろうけど。



「あ、あの、...私、次の授業の準備が...」



こんな怪しいやつ逃がしてたまるか。

誰から見ても嘘だと分かる〝自称ファン宣言〟に呆れる。


...まあ、こいつもある意味可哀想だ。親に頼まれて__様子を見るに、好きでもない相手に着いてけなんて言われたんだろう。



中々、言わない目的とやらを壁に問い詰めて訊いた。



「......す、涼風さんに頼まれた...あ、あなたのボディーガードですっ...!!」



挙句の果てにボディーガードだと?

嘘に決まっている。


涼風の名をだしたのだって、...きっと、調べたのだろう。

違いない。