明日もきっと、晴れるはず

屯所に満ちる不穏な妖気。
それはただの威嚇ではない。確実に"敵意"を持った者たちの仕業だった。

「……新選組を払う? 冗談じゃねぇ……!」

土方歳三が刀を抜くと、すぐさま斎藤一も身構える。

「……幕府の命令とは言え、簡単に従うと思うなよ。」

「おや、やはり反抗しますか?」

黒い着物の男が、軽く扇を仰ぎながら微笑む。

「ならば――お手並み拝見といきましょう。」

ドォン――!!!

突然、闇の中からいくつもの影が飛び出した。

それは人間ではなかった。

"妖化した幕府の兵" だった。

「なっ……!?」

沖田は驚愕した。
新選組は"払い屋"として妖を狩る組織。
しかし今、幕府が妖を利用し、彼らを襲わせてきている。

「……どういうことですか?!幕府は妖を討つ側だったはず!」

「ふふ、考えが甘いですね、沖田総司。」

男は冷笑する。

「幕府が妖を討つのは、自分たちにとって '不都合な妖' だけ。"使える妖" ならば、利用するに決まっている。」

「そんな……!」

土方が奥歯を噛みしめる。

「……やはり幕府は腐っていやがったか。」

「さぁ、新選組の諸君。"妖"の沖田総司を差し出すなら、今ここで見逃してあげましょう。」

「……ふざけるな。」

その言葉に、土方の怒りが爆発した。

「総司は新選組だ。何があっても見捨てねぇ!!」

シャァァッ!!

次の瞬間、妖の兵が一斉に襲いかかってきた――!!

戦場と化す屯所
「……斬る!」

斎藤一が素早く動き、一撃で妖兵の首を刎ねる。

「くっ……次から次へと……!」

沖田も木刀を握り、敵を迎え撃つ。
"妖狐"となった力を制御しきれていないが、それでも今は戦うしかない。

「"払い屋"として、貴様らを排除する!!!」

土方が咆哮し、幕府の妖兵に斬りかかる。
だが――

「ふふ、無駄ですよ。」

黒い着物の男が指を鳴らすと、妖兵の体が一瞬で再生し始めた。

「な……!?」

「彼らは '不死の呪い' を受けた存在。普通の刀では斬れませんよ。」

「チッ……!」

土方たちが圧され始める。

「さて、そろそろ終わりにしましょうか。」

男が手を挙げ、さらに妖の気配を強めたその時――

「そこまでですよ。」

静かな声が響いた。

「……誰だ?」

男が振り向くと、そこに立っていたのは――

桂小五郎 だった。

「……長州の攘夷志士が、幕府の問題に口を出すのか?」

男は警戒する。

「幕府が妖を利用するなど、聞き捨てならない。これはもはや幕府の腐敗の象徴。」

桂が刀を抜く。

「今ここで、新選組と共闘しよう。」

「……いいでしょう。相手になりますよ。」

こうして、新選組と長州藩の "異例の共闘" が始まる――!!