【コミカライズ】仕事の出来る悪役令嬢、薄幸王子様を幸せにアップグレードしておきました。

 何もかもをここでつまびらかにすることは出来ず、曖昧なことしか口に出来ない私に、ウィリアムは信じるときっぱりと言い切った。

 いわば、いきなりくるりと手のひらを返した婚約者モニカを、純粋に信じてくれていた。

 信頼に応えて……私はウィリアムを、必ず幸せにする。

 彼には味方が今は私だけしか居ないけれど、これからは違う。

 孤独で悲しみの中に堕ちるなんて、絶対にさせない。幽閉の身から解放されて自立することさえ出来れば、ウィリアムはどんな道でも……どんな相手でも、結婚相手に選ぶことが出来るのだから。

 あら……? なんだか、たまに胸が痛くなるわね……?

 小説の中では語られなかった設定だけれど、もしかしたら悪役令嬢モニカは、心疾患を患っていたのかもしれない。