もちろん。それはダスレイン大臣の企みで、彼は完全に人間不信に陥ったウィリアムにすり寄るためだったのだ。
……ええ。そのようなことには、私がさせません。
「立太子の儀式については、私が既に動いておりますので、何も心配なさらずに……」
私は彼を安心させるように右手で胸を叩き、不思議そうに首を傾げていたウィリアムに大きく頷いた。
立太子の儀式を成功してしまえば、ダスレイン大臣はウィリアムにつけ込む隙を失ってしまう。彼に画策されていろいろと誤解のある王族同士にも、まだ、改善の余地が残されることとなる。
「……まあ。お前がそう言うのならば、間違いあるまい」
「お任せ下さいませ」
ウィリアムは元々自分のことを罵倒し続けた過去を持つモニカだとしても、自分の目で間違いないだろうと確認出来れば特にこだわることもなく許し、信じると任せてくれる。
……これこそが、国を治める王としての器。
ほんの少しの失敗を延々と長期間引っ張る良くない中間管理職に、爪の垢でも飲ませてやりたいところだわ。
……ええ。そのようなことには、私がさせません。
「立太子の儀式については、私が既に動いておりますので、何も心配なさらずに……」
私は彼を安心させるように右手で胸を叩き、不思議そうに首を傾げていたウィリアムに大きく頷いた。
立太子の儀式を成功してしまえば、ダスレイン大臣はウィリアムにつけ込む隙を失ってしまう。彼に画策されていろいろと誤解のある王族同士にも、まだ、改善の余地が残されることとなる。
「……まあ。お前がそう言うのならば、間違いあるまい」
「お任せ下さいませ」
ウィリアムは元々自分のことを罵倒し続けた過去を持つモニカだとしても、自分の目で間違いないだろうと確認出来れば特にこだわることもなく許し、信じると任せてくれる。
……これこそが、国を治める王としての器。
ほんの少しの失敗を延々と長期間引っ張る良くない中間管理職に、爪の垢でも飲ませてやりたいところだわ。



