「はぁ? ……良く理解出来ないが、お前がすべきことが全部終わったら……婚約者の俺のことも……ちゃんと考えるんだな?!」
間近にまで迫ったウィリアムに本気の目を向けられて、私は思わずたじろいだ。嘘を許さぬ強い視線。今更この場しのぎで、嘘をつくつもりなんてないけど。
「そうです。けれど……悲劇フラグがたくさん有り過ぎて、私がすべてを対処するまで、何年もかかってしまうと思います。だから、効率的に幸せになるのならウィリアム様は私などより、キャンディスさんを恋愛相手に選ぶと良いと思うのです……」
仕事が出来ると自負している私は……そうだとしても、不幸を背負って生まれた王子様ウィリアムの前に立つフラグ撲滅をやり遂げるためには、何年も掛かるだろうと算段していた。
しかし、私が辞めてしまっても、誰かが代わりをしてくれる会社とは違う。
正真正銘、その仕事はこの世界では私ただひとりにしか出来ない。
ウィリアムとの恋愛と、悲劇フラグ回収の仕事。どちらをこの時に選ぶべきかなんて、火を見るより明らかだった。
間近にまで迫ったウィリアムに本気の目を向けられて、私は思わずたじろいだ。嘘を許さぬ強い視線。今更この場しのぎで、嘘をつくつもりなんてないけど。
「そうです。けれど……悲劇フラグがたくさん有り過ぎて、私がすべてを対処するまで、何年もかかってしまうと思います。だから、効率的に幸せになるのならウィリアム様は私などより、キャンディスさんを恋愛相手に選ぶと良いと思うのです……」
仕事が出来ると自負している私は……そうだとしても、不幸を背負って生まれた王子様ウィリアムの前に立つフラグ撲滅をやり遂げるためには、何年も掛かるだろうと算段していた。
しかし、私が辞めてしまっても、誰かが代わりをしてくれる会社とは違う。
正真正銘、その仕事はこの世界では私ただひとりにしか出来ない。
ウィリアムとの恋愛と、悲劇フラグ回収の仕事。どちらをこの時に選ぶべきかなんて、火を見るより明らかだった。



