【コミカライズ】仕事の出来る悪役令嬢、薄幸王子様を幸せにアップグレードしておきました。

 私が兵士に切り付けられる、その瞬間に咄嗟に私のことを『山下さん』と呼んでしまったキャンディス。

 けれど、彼女が居てくれたおかげで、私は命が助かった。

「ええ。彼女は少し……変わっているかもしれませんね。けれど、私にとってはウィリアム様をあの場に連れて来てくれた、命の恩人ですわ」

 ダスレイン大臣が大々的に捜査されるというのも、本当に良かった。

 私一人だけが逃げ出せても、あの兵士から誘拐の証言まで引き出せたかはわからない。

 結局は、キャンディスの暴走だって、良い方向に収まることになったのだ。