貴方の傍でずっと居て、世界で一番に幸せな王子様にしてみせますとも。
◇◆◇
ウィリアムを素早く逃した私は、ダスレイン大臣に誘拐されたことを、地下牢にまで駆けつけた王宮騎士団に証言した。
彼が乱心して執務室を破壊したらしいという噂があったとしても、ダスレイン大臣の印象は、未だ『人畜無害な良い人』という立ち位置だった。
これまでに特段の悪行もなく品行方正だった公爵で大臣が、あまり繋がりのなさそうな一伯爵令嬢を誘拐するなどと、なかなか信じてもらえなかった。
……けれど、そこにまさかの急展開。
私の見張りを命じられた、腕に怪我を負った兵士が『ダスレイン大臣に命じられました』と、自白をし始めたのだ。
私にもあの兵士がどんな理由で、大臣から脅されていたのかは、わからない。
小説を読んでいてわかっていることは、ダスレイン大臣は弱みを握り自分の思うままに操れて絶対に裏切らない人間しか、傍に置いていなかったということ。
けれど、この兵士は今しかないと、そう思ったのかもしれない。
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ウィリアムを素早く逃した私は、ダスレイン大臣に誘拐されたことを、地下牢にまで駆けつけた王宮騎士団に証言した。
彼が乱心して執務室を破壊したらしいという噂があったとしても、ダスレイン大臣の印象は、未だ『人畜無害な良い人』という立ち位置だった。
これまでに特段の悪行もなく品行方正だった公爵で大臣が、あまり繋がりのなさそうな一伯爵令嬢を誘拐するなどと、なかなか信じてもらえなかった。
……けれど、そこにまさかの急展開。
私の見張りを命じられた、腕に怪我を負った兵士が『ダスレイン大臣に命じられました』と、自白をし始めたのだ。
私にもあの兵士がどんな理由で、大臣から脅されていたのかは、わからない。
小説を読んでいてわかっていることは、ダスレイン大臣は弱みを握り自分の思うままに操れて絶対に裏切らない人間しか、傍に置いていなかったということ。
けれど、この兵士は今しかないと、そう思ったのかもしれない。



