私が以前に聞いていた彼女を訪ねると、ドジっ子女官キャンディスは予想通り、前に居た職場から配置換えされていた。
たけも……キャンディス……一体、何個目の職場を転々としているの。
それでも、辞めさせられていないことも、本当に凄いわ。流石、どう叱られようがまったく動じず定時に帰宅するガッツある新人、元竹本さんだけあるわね。
今の彼女はなんと城の食料貯蔵庫の整理をしているらしく、私は城の裏に複数ある倉庫へと足を進めていた。
えっと……確か、さきほど聞いたのは、五番倉庫だったかしら?
同じような建物が建ち並ぶ辺りを抜け、私が迷いながら目的の場所に辿り着き、倉庫の中に入った瞬間、扉がいきなり閉まった。
……え?
そして、私のすぐ後ろに居たはずの護衛騎士が、慌てて扉を開けようとしている音を聞いた時に、視界が真っ暗闇に……。
◇◆◇
両目を閉じている私の耳にはぴちゃんぴちゃんという、水が高い場所から滴る音が響いていた。
「……ん。ここは?」
固い床の上に横たわっていた私が目を開ければ、そこは鉄格子で囲まれた牢の中だった。
たけも……キャンディス……一体、何個目の職場を転々としているの。
それでも、辞めさせられていないことも、本当に凄いわ。流石、どう叱られようがまったく動じず定時に帰宅するガッツある新人、元竹本さんだけあるわね。
今の彼女はなんと城の食料貯蔵庫の整理をしているらしく、私は城の裏に複数ある倉庫へと足を進めていた。
えっと……確か、さきほど聞いたのは、五番倉庫だったかしら?
同じような建物が建ち並ぶ辺りを抜け、私が迷いながら目的の場所に辿り着き、倉庫の中に入った瞬間、扉がいきなり閉まった。
……え?
そして、私のすぐ後ろに居たはずの護衛騎士が、慌てて扉を開けようとしている音を聞いた時に、視界が真っ暗闇に……。
◇◆◇
両目を閉じている私の耳にはぴちゃんぴちゃんという、水が高い場所から滴る音が響いていた。
「……ん。ここは?」
固い床の上に横たわっていた私が目を開ければ、そこは鉄格子で囲まれた牢の中だった。



