「ウィリアム様。このように、何か上手くいかないことがあっても、あのようなメンタルの悪化は、ただの時間の無駄です。良い見本になりましたわね。それに、お金の無駄遣いとも言えます。あ……ふふふ。あらあら。国王陛下がそろそろ、ダスレイン大臣の執務室へと辿り着きそうですね」
明るい廊下を歩く仰々しい人数の影は、オペラグラスを使わなくても、そうと知ることが出来た。
国王の移動には、多くの側近は侍従が付きそうものなのだ。
「え? ああ。もしかして、さっき姉上の宮に寄っていたのは……」
ウィリアムは呆れたように言ったので、私はにっこり微笑んで頷いた。
実は私はエレインに頼んで、国王陛下をダスレイン大臣の執務室へと向かってもらうようにしていたのだ。
以前に見た彼の姿を国王が見られたなら、どうなるかしらとは思ったのだけれど、実際のところ、私の想像よりも酷いことになってしまっていた。
あんな……言い訳のしようもない、思い通りにならないと暴れ回るとんでもない姿を国王に見られて、ダスレイン大臣はどれだけ焦ってしまうのかしら。
明るい廊下を歩く仰々しい人数の影は、オペラグラスを使わなくても、そうと知ることが出来た。
国王の移動には、多くの側近は侍従が付きそうものなのだ。
「え? ああ。もしかして、さっき姉上の宮に寄っていたのは……」
ウィリアムは呆れたように言ったので、私はにっこり微笑んで頷いた。
実は私はエレインに頼んで、国王陛下をダスレイン大臣の執務室へと向かってもらうようにしていたのだ。
以前に見た彼の姿を国王が見られたなら、どうなるかしらとは思ったのだけれど、実際のところ、私の想像よりも酷いことになってしまっていた。
あんな……言い訳のしようもない、思い通りにならないと暴れ回るとんでもない姿を国王に見られて、ダスレイン大臣はどれだけ焦ってしまうのかしら。



