……流石、優秀なウィリアムだわ。私にとって最も効果的な方法を知っているわね。
ウィリアムは私が姉エレインに絶対に逆らえないと知っているので、ここで念を押した。
そうすると、私が後日『ウィリアムを、危険な目に遭わせた』と、お叱りを受けることになるのだけど……ここはもう仕方ない。
私が引くしかなさそうだ。
金鉱山が必ず実在するとしても、私はその目で見たいという強い気持ちがあるのだから。
「……わかりました。ですが、危険だと判断したら、即お帰りくださいね」
この前に受けたウィリアムの腕の傷は、すぐに治っていたようだけれど、それでも本来ならば護衛の首が飛ぶようなことだったのだ。
今回はお忍び中で軽傷、しかも本人が動いて婚約者を庇った傷ということもあり、エレイン様が私を叱る程度で済んだ。
王太子、いえ、王族という身分は、それほどまでに重要視されるものなのだ。
「おい……危険だとわかればお前も帰るんだ。モニカは俺の婚約者で、未来の王太子妃。かよわい貴族令嬢なんだぞ。本当にわかってないな……」
ウィリアムは私が姉エレインに絶対に逆らえないと知っているので、ここで念を押した。
そうすると、私が後日『ウィリアムを、危険な目に遭わせた』と、お叱りを受けることになるのだけど……ここはもう仕方ない。
私が引くしかなさそうだ。
金鉱山が必ず実在するとしても、私はその目で見たいという強い気持ちがあるのだから。
「……わかりました。ですが、危険だと判断したら、即お帰りくださいね」
この前に受けたウィリアムの腕の傷は、すぐに治っていたようだけれど、それでも本来ならば護衛の首が飛ぶようなことだったのだ。
今回はお忍び中で軽傷、しかも本人が動いて婚約者を庇った傷ということもあり、エレイン様が私を叱る程度で済んだ。
王太子、いえ、王族という身分は、それほどまでに重要視されるものなのだ。
「おい……危険だとわかればお前も帰るんだ。モニカは俺の婚約者で、未来の王太子妃。かよわい貴族令嬢なんだぞ。本当にわかってないな……」



