「だから、普通の貴族令嬢は、現地確認が必要だとしても、鉱山になんて、絶対に近付かないんだ! 危険だろう!!」
「まあ、それでは……私は普通の貴族令嬢ではありません。ここからは、特別な貴族令嬢になりますわ。この目で現場を確認したいです。諦めることは、絶対に嫌です」
金鉱山の現地確認は譲れないと言い張り、ウィリアムも引き下がらないと強気の姿勢を見せたけれど、私だってここは引き下がらない。
鉱山に金があると言っても、ちゃんとそこにあるのか、埋蔵量はどの程度なのか。
それすらも下調べもせずに、他人任せにすることなんて私には出来ない。
……というのも、私は会社員時代に、何度も大失敗を重ねたからだ。
しかし、それは私がそれから失敗をする可能性を低くしてくれた貴重な経験とも言える。
手痛い失敗をしなければ『これは必須でしなければ』という、大事な前提条件の必要性に気がつけないものだ。
「……わかった。俺も一緒に行く。それなら良い。そうでなければ、姉上に頼んで、お前を止めてもらうからな」
指さして言い切ったウィリアムは、じっと見つめた。ここで私は、反論出来なくなった。
「まあ、それでは……私は普通の貴族令嬢ではありません。ここからは、特別な貴族令嬢になりますわ。この目で現場を確認したいです。諦めることは、絶対に嫌です」
金鉱山の現地確認は譲れないと言い張り、ウィリアムも引き下がらないと強気の姿勢を見せたけれど、私だってここは引き下がらない。
鉱山に金があると言っても、ちゃんとそこにあるのか、埋蔵量はどの程度なのか。
それすらも下調べもせずに、他人任せにすることなんて私には出来ない。
……というのも、私は会社員時代に、何度も大失敗を重ねたからだ。
しかし、それは私がそれから失敗をする可能性を低くしてくれた貴重な経験とも言える。
手痛い失敗をしなければ『これは必須でしなければ』という、大事な前提条件の必要性に気がつけないものだ。
「……わかった。俺も一緒に行く。それなら良い。そうでなければ、姉上に頼んで、お前を止めてもらうからな」
指さして言い切ったウィリアムは、じっと見つめた。ここで私は、反論出来なくなった。



