ここまで不思議だった事の流れは、納得出来たわ。
「……わかりました。私たちがその金額を用意すれば、王太子ウィリアム様とエレイン様の護衛として雇われてくださる……そういった認識で、よろしいですか?」
「おっ……おいっ。モニカ」
何か言いたそうなウィリアムには、右手を挙げてそれを制し、私はフランツを見つめた。
……おそらく、小説の中ではオブライエン一家はウィリアム一行を襲うために現れるけれど、それは撃退される。
けれど、あの時は激戦になり、ウィリアム側も多くの犠牲も出し、彼らは一定の成果も出した。
それゆえオブライエン一家はダスレイン大臣から、法外な足抜け料を前金で貰っていたとすれば……その後に、フランツがウィリアムの元に現れるのも、わかるわ。
彼はもうあの時に暗殺者ではなかったから、元盗賊と身分を偽りウィリアムと合流したのね……献身的といえるまでのフランツの活躍ぶりには、多少の罪悪感も含まれていたのかもしれない。
ああ……フランツったら、そんな切ない過去を持っていたのね。
「……わかりました。私たちがその金額を用意すれば、王太子ウィリアム様とエレイン様の護衛として雇われてくださる……そういった認識で、よろしいですか?」
「おっ……おいっ。モニカ」
何か言いたそうなウィリアムには、右手を挙げてそれを制し、私はフランツを見つめた。
……おそらく、小説の中ではオブライエン一家はウィリアム一行を襲うために現れるけれど、それは撃退される。
けれど、あの時は激戦になり、ウィリアム側も多くの犠牲も出し、彼らは一定の成果も出した。
それゆえオブライエン一家はダスレイン大臣から、法外な足抜け料を前金で貰っていたとすれば……その後に、フランツがウィリアムの元に現れるのも、わかるわ。
彼はもうあの時に暗殺者ではなかったから、元盗賊と身分を偽りウィリアムと合流したのね……献身的といえるまでのフランツの活躍ぶりには、多少の罪悪感も含まれていたのかもしれない。
ああ……フランツったら、そんな切ない過去を持っていたのね。



