短く刈られた茶色の髪に、特筆すべきは頰にある刃傷。それに、フランツは主要キャラの一人であったので、やけに顔は凜々しくて長身で見栄えのする男性だった。
そうなのね……元々、フランツはオブライエン一家の一人だったの?
単なる盗賊にしては、やけに戦闘能力が高過ぎると思っていたけれど、それならば理解出来るわ。
私がまだ読めていないフランツの個別ストーリーには、そういったエピソードの記載があったのかもしれない。
すっごく読みたかったわ……有能な元盗賊フランツは、私の推しキャラでもあったもの。
……それに、オブライエン一家が仕事を選び過ぎて、今では金銭的に困窮しているですって。
そんな……もしかして。
これだわ……!
これよ。
だから、私たちの依頼はずっと断っていたけれど、ダスレイン大臣が小説の中で頼んでいた未来の依頼は受けざるをえなくて受けたんだわ!
そんな細々とした設定、小説の本編でも省略されたのか見なかったけれど、そう言う事ならば、色々と納得することが出来る。
元々は仕事を選べる凄腕の職人だって、金銭的に追い詰められ食うに困るほどになれば、そうは言っていられない。
選びに選んで困窮して、最終的に最悪な依頼人にかち合ってしまうなんて……本当に不幸でしかないわ。
「……王太子ウィリアム殿下。そちらの依頼内容はお聞きしました。俺たちの事情をお話しします。どうぞ、お入りください」
フランツはそう言って、私たちを扉の中へ招き入れるようにして手を動かし、腰を折って頭を下げた。
そうなのね……元々、フランツはオブライエン一家の一人だったの?
単なる盗賊にしては、やけに戦闘能力が高過ぎると思っていたけれど、それならば理解出来るわ。
私がまだ読めていないフランツの個別ストーリーには、そういったエピソードの記載があったのかもしれない。
すっごく読みたかったわ……有能な元盗賊フランツは、私の推しキャラでもあったもの。
……それに、オブライエン一家が仕事を選び過ぎて、今では金銭的に困窮しているですって。
そんな……もしかして。
これだわ……!
これよ。
だから、私たちの依頼はずっと断っていたけれど、ダスレイン大臣が小説の中で頼んでいた未来の依頼は受けざるをえなくて受けたんだわ!
そんな細々とした設定、小説の本編でも省略されたのか見なかったけれど、そう言う事ならば、色々と納得することが出来る。
元々は仕事を選べる凄腕の職人だって、金銭的に追い詰められ食うに困るほどになれば、そうは言っていられない。
選びに選んで困窮して、最終的に最悪な依頼人にかち合ってしまうなんて……本当に不幸でしかないわ。
「……王太子ウィリアム殿下。そちらの依頼内容はお聞きしました。俺たちの事情をお話しします。どうぞ、お入りください」
フランツはそう言って、私たちを扉の中へ招き入れるようにして手を動かし、腰を折って頭を下げた。



