悪役令嬢モニカ・ラザルスは不遇にあるだけの婚約者、ウィリアムを徹底的に虐めるという性格の悪さだったので、彼女の仕出かした悪事があれだけという訳ではない。
未来の王太子妃という立場を使ってやりたい放題していた時期があったようだ……出来れば、汚名を返上したい。
だって、それって、私のことなのよ。
そして、湿っぽい地下道を辿り私たちは、オブライエン一家が住まうとされる観音開きの扉の前に立った。
「お約束をしていた……モニカ・ラザルスです。いらっしゃいますでしょうか」
金属の良い音を立ててコンコンと扉を叩けば、両開きの扉はあっけないほどにスッと開いた。
そこに居たのは、驚くほどにどこでも居そうな普通な夫婦らしい中年の男女。そして、背の高い若い男性が二人。それに、可愛らしい女の子だった。
あら。あの男性……もしかして。
「確認した。性格の悪い伯爵令嬢モニカ・ラザルスはこのところすっかり改心し、エレイン殿下とも協力して王太子ウィリアム殿下側に付いたとか……依頼内容を聞こう」
モニカは、性格……とても悪かったわね。
未来の王太子妃という立場を使ってやりたい放題していた時期があったようだ……出来れば、汚名を返上したい。
だって、それって、私のことなのよ。
そして、湿っぽい地下道を辿り私たちは、オブライエン一家が住まうとされる観音開きの扉の前に立った。
「お約束をしていた……モニカ・ラザルスです。いらっしゃいますでしょうか」
金属の良い音を立ててコンコンと扉を叩けば、両開きの扉はあっけないほどにスッと開いた。
そこに居たのは、驚くほどにどこでも居そうな普通な夫婦らしい中年の男女。そして、背の高い若い男性が二人。それに、可愛らしい女の子だった。
あら。あの男性……もしかして。
「確認した。性格の悪い伯爵令嬢モニカ・ラザルスはこのところすっかり改心し、エレイン殿下とも協力して王太子ウィリアム殿下側に付いたとか……依頼内容を聞こう」
モニカは、性格……とても悪かったわね。



