【コミカライズ】仕事の出来る悪役令嬢、薄幸王子様を幸せにアップグレードしておきました。

「それが依頼されたものならば、依頼人の意向が一番に大事です。私ならば希望は伝えますが、無理なものならば、期限内でベストを尽くします」

 報酬を貰うならは依頼人の意向に従うべきだと私は思うけれど、もしそれが自分の評価に繋がるので妥協したくない人は妥協しなければ良い。

 どんな選択肢だって最終的に選ぶのは、自分なのだから。

「そうか……勉強になった。ありがとう」

 ウィリアムは放心したように言い、彼の知りたいことを答えられたらしい私は肩を竦めて時計を見ると立ち上がり、辞去の挨拶のためにカーテシーをした。