けれど、私にとってはこれが、迷い迷って辿り着いた自分の正解だった。
「ええ。何事も気分が大事ですよ。ウィリアム様。鼻歌歌いながらの楽しい山登りと、辛い悲しいしんどいとうなだれながらの山登りならば、顔を上げて目に見えるものが多く楽しめる方が、効率が良いに決まっています」
「それはその通りだ。だが、どうしても……気分が上がらない時はどうする」
ウィリアムは難しい表情をしていた。
「私ならば、自分の好きなことに没頭する時間を作ります。もし、何ひとつ好きなことがないなら、それを探す時間を作っても良いかと」
ウィリアムは読書をすることが好きらしく、いつも本を読んでいるけれど、この離宮から出ることが出来ず、単に経験が少ないだけで、もっともっと楽しめる趣味があるかもしれない。
やむを得ない理由でこの離宮に閉じ込められていただけで、彼は普通の男の子なのだから。
「まあ、言いたい事は、わかる気はする。難事だとしても、それを楽しめば良いのだな」
ウィリアムは自分とは違う考えを持つ私の言葉に引っ掛かりを覚えながらも、その先を望んでいた。
「ええ。何事も気分が大事ですよ。ウィリアム様。鼻歌歌いながらの楽しい山登りと、辛い悲しいしんどいとうなだれながらの山登りならば、顔を上げて目に見えるものが多く楽しめる方が、効率が良いに決まっています」
「それはその通りだ。だが、どうしても……気分が上がらない時はどうする」
ウィリアムは難しい表情をしていた。
「私ならば、自分の好きなことに没頭する時間を作ります。もし、何ひとつ好きなことがないなら、それを探す時間を作っても良いかと」
ウィリアムは読書をすることが好きらしく、いつも本を読んでいるけれど、この離宮から出ることが出来ず、単に経験が少ないだけで、もっともっと楽しめる趣味があるかもしれない。
やむを得ない理由でこの離宮に閉じ込められていただけで、彼は普通の男の子なのだから。
「まあ、言いたい事は、わかる気はする。難事だとしても、それを楽しめば良いのだな」
ウィリアムは自分とは違う考えを持つ私の言葉に引っ掛かりを覚えながらも、その先を望んでいた。



