「……ウィリアム様。これは必要がある外出だからと、特別にしているのです。もし、ウィリアム様が王都を歩きたいなら、それなりに護衛の準備も必要ですし……」
「はああ。変装だってしていると言うのに、面倒な身分だな……まあ、今日のところは大人しく帰るか……」
せっかく外出したのだし、町歩きもしたいと思ったらしいウィリアムは私からすげなく断られると、前を向いてやけに綺麗な横顔を見せた。
この王子様がやけに美しい外見を持っていることは、最初からそうなのだけれど……。
あ。まだ……胸が痛い。
この前に医者に胸が痛くなる状況の話をしたら『いたって全身健康です』と、けんもほろろな対応だったのだけれど……その筋では有名な方だったのに、やぶ医者だったのかしら。
……やっぱり、モニカは先天性の心疾患を、患っているのではないかしら。
「はああ。変装だってしていると言うのに、面倒な身分だな……まあ、今日のところは大人しく帰るか……」
せっかく外出したのだし、町歩きもしたいと思ったらしいウィリアムは私からすげなく断られると、前を向いてやけに綺麗な横顔を見せた。
この王子様がやけに美しい外見を持っていることは、最初からそうなのだけれど……。
あ。まだ……胸が痛い。
この前に医者に胸が痛くなる状況の話をしたら『いたって全身健康です』と、けんもほろろな対応だったのだけれど……その筋では有名な方だったのに、やぶ医者だったのかしら。
……やっぱり、モニカは先天性の心疾患を、患っているのではないかしら。



