【コミカライズ】仕事の出来る悪役令嬢、薄幸王子様を幸せにアップグレードしておきました。

 もし、何回断られたとしても、何回でも提案すれば良い。もう来るなと言われば、他を探せば良い。いくらでも人も店もある。

 私はそう思って居た。

 あの有名なひとつもとりこぼすことなく仕事を取る営業か、圧倒的な数をこなしてその何割かの成功で勝負する営業か、結局どちらが凄いのかという格言がわかりやすい。

 それは数字の上での真実で、営業は打率ではない。

 すべてを取れたことを誇るべきではない。最終的に取れた案件の数が、最終的な営業成績になるのだ。

 何度も何度も提案して断られても、それは、全く恥ずかしいことではない。

 失敗すれば改善点に気が付く。失敗を失敗と恐れなくなる。

 断られるのを恐れて、何もしないこと。それこそが、仕事を取る営業としては、一番に恥ずかしいことなのだ。

 今の私たちはオブライエン一家に『うちの仕事を引き受けてもらえませんか』と、一回も打診していない段階にある。

 こんな風にあれこれ悩む前に連絡を取って、彼らの意向や要求などを確認する方が先だと思う。