……それは、私が大嫌いなことだったからだ。
「良いですか。ウィリアム様。難しい案だとしても、自分や先方とって、それが良いと思えれば、何度も通って提案し誠意を示すんです。事前に両者が納得が出来ている事案ならば、互いにとって利益のある良い仕事になるはずなんです」
「え? お。おう……」
急に早口でまくし立て始めた私に、ウィリアムは目を見開き、驚いているようだ。
ああ。いけない……妙なスイッチが入ってしまったかもしれない。
けれど、私に言わせると交渉を要する仕事で、一番に大事にしなければならないのは熱意と誠意だ。
それがない彼の話を聞いて、私が十何年も色恋沙汰なんて遠く社畜としての人生を捧げた仕事人としての血が騒いでしまった。
コスト面での折り合いは必ず付けてから仕事を始めるべきだとは思うけれど、一番最初の訪問もなしに『どうせうちでは仕事を受けてもらえないだろう』と、思っていればその通りになる。
そんなネガティブな気持ちで持ち込まれても、誰も仕事なんて受けてくれないと思う。
「良いですか。ウィリアム様。難しい案だとしても、自分や先方とって、それが良いと思えれば、何度も通って提案し誠意を示すんです。事前に両者が納得が出来ている事案ならば、互いにとって利益のある良い仕事になるはずなんです」
「え? お。おう……」
急に早口でまくし立て始めた私に、ウィリアムは目を見開き、驚いているようだ。
ああ。いけない……妙なスイッチが入ってしまったかもしれない。
けれど、私に言わせると交渉を要する仕事で、一番に大事にしなければならないのは熱意と誠意だ。
それがない彼の話を聞いて、私が十何年も色恋沙汰なんて遠く社畜としての人生を捧げた仕事人としての血が騒いでしまった。
コスト面での折り合いは必ず付けてから仕事を始めるべきだとは思うけれど、一番最初の訪問もなしに『どうせうちでは仕事を受けてもらえないだろう』と、思っていればその通りになる。
そんなネガティブな気持ちで持ち込まれても、誰も仕事なんて受けてくれないと思う。



