「ああ。そうね……私さえ排除すれば、ウィリアムを形だけでも守るものが居なくなり、お父様もお母様も、そして、ジョセフだって操作しやすい。ふふふ。そうなのね……まあ。ダスレイン公爵が」
余裕を持ってお茶を飲んだエレインは、艶やかに微笑み、対面に座っている私たち二人を見た。
「私のことは貴方たち二人は、心配しなくても良いわ。敵が誰かわかれば、私だって対処もしようがあるというもの。貴方たちは仲睦まじい婚約者同士の姿を、城中に振り撒きなさい」
エレイン側にも何か考えがあるのか、そう言って微笑んだ……聡明な彼女のすることならば間違いないと思うし、そういった思惑に口を挟む権利は私にはない。
始終見張っていないとハラハラさせてしまう、キャンディスさんとはまったく違うのだ。どっしりと安心感のある言葉だった。
「あの……姉上」
それまでエレインの様子を窺いつつ、黙っていたウィリアムは、真面目な表情で姉を呼んだ。
余裕を持ってお茶を飲んだエレインは、艶やかに微笑み、対面に座っている私たち二人を見た。
「私のことは貴方たち二人は、心配しなくても良いわ。敵が誰かわかれば、私だって対処もしようがあるというもの。貴方たちは仲睦まじい婚約者同士の姿を、城中に振り撒きなさい」
エレイン側にも何か考えがあるのか、そう言って微笑んだ……聡明な彼女のすることならば間違いないと思うし、そういった思惑に口を挟む権利は私にはない。
始終見張っていないとハラハラさせてしまう、キャンディスさんとはまったく違うのだ。どっしりと安心感のある言葉だった。
「あの……姉上」
それまでエレインの様子を窺いつつ、黙っていたウィリアムは、真面目な表情で姉を呼んだ。



