ダスレイン大臣は彼女も欺けるほどに、上手くやっていた。人畜無害な演技で、なかなか尻尾を握らせなかった。
……けれど、私たちはここで真実を伝えることが出来た。
「そうね。もし、そうだったとすれば、理解出来ることが、たくさんあるわね……ああ。そうなの。あの人が私や家族を、誤解をさせて酷く苦しめたのね……」
エレインは無表情のまま、目を細めてそう言った。
誰が自分の敵であるか不確定であれば、彼女にも出来ることが少なかったはずだ。
けれど、今は敵が誰であるか、特定出来た。
「あの……エレイン様。貴女には、暗殺の危険があります。というのも、王族に亀裂を入れるためです。それに、不遇にあったウィリアム様をどうにかして庇おうとされていることも、おそらく……」
ダスレイン大臣は自分の思い通りにはならないエレインに、それまでの罪をなすりつけて殺した。そして、ウィリアムには、それを理由にすり寄ろうとした。
自分にとっての邪魔者であるエレインの死を、自分勝手に利用するだけ利用してしまう、とんでもない外道だったのだ。
……けれど、私たちはここで真実を伝えることが出来た。
「そうね。もし、そうだったとすれば、理解出来ることが、たくさんあるわね……ああ。そうなの。あの人が私や家族を、誤解をさせて酷く苦しめたのね……」
エレインは無表情のまま、目を細めてそう言った。
誰が自分の敵であるか不確定であれば、彼女にも出来ることが少なかったはずだ。
けれど、今は敵が誰であるか、特定出来た。
「あの……エレイン様。貴女には、暗殺の危険があります。というのも、王族に亀裂を入れるためです。それに、不遇にあったウィリアム様をどうにかして庇おうとされていることも、おそらく……」
ダスレイン大臣は自分の思い通りにはならないエレインに、それまでの罪をなすりつけて殺した。そして、ウィリアムには、それを理由にすり寄ろうとした。
自分にとっての邪魔者であるエレインの死を、自分勝手に利用するだけ利用してしまう、とんでもない外道だったのだ。



